金融系SEが心がけたいこと

金融系のシステムエンジニアは銀行や証券会社、保険会社等、職種ごとに異なるシステムを構築したり開発したりします。例えば銀行系の場合、勘定系システム、情報系システム、その他のシステムというように仕事内容が分かれてきます。ITの依存度が高い業種で、商品やサービスのほとんどがコンピューターを通して処理されていますから、システムエンジニアはなくてはならない人材と言えるでしょう。
時には非常に複雑なプログラムを解読することや重大バグの処理にあたることもあります。要求される技術としてはUNIXやLinuxを主としたプログラミング言語が扱えることは当然ですし、ExcelやWord等での書類作成も必須となるでしょう。
そして税制等の知識も求められますし、改正されれば柔軟に対応しなければいけません。近年では犯罪組織等への融資防止やマネーロンダリング防止のため等、犯罪を未然に防げるような法律も色々と整えられているので、法律にも詳しくなりたい所です。
そして、お客様のお金を扱っているということを忘れずに常に質の高い仕事を心がけます。万が一開発したシステムがお客様の振り込んだ実際の金額より少額で処理してしまった場合、会社や金融機関のみならず日本経済に影響を及ぼす可能性もないとは言えません。
そのため、確かな品質を裏付けられるようにテストを消化し、システムが改変された時には他への影響がないか入念にチェックしましょう。金融系システムエンジニアは、経済を支えるという目標や意識を持って仕事に向かうことができます。