高い可能性を持つ理由

金融機関における開発に携わるシステムエンジニアの活躍フィールドは非常に広いものです。その経験は様々な業種で生かされることになるからです。元々金融系の企業でシステム開発に携わるということは、その経営の一旦を担うことを意味します。顧客データの管理から活用に関するアドバイスも行うために、コンサルタント業界へ転向するエンジニアは多いものです。単なるエンジニアではなく、経営に関わる経験は非常に大きな利点と言えます。
また、多くの金融機関で可動しているシステムは相当に古いものです。メインフレームで可動するものですが、そのメンテナンスを行えるエンジニアはほとんどいないのが現状です。
そのためにそのメインフレームにおけるプログラムコードを解析し、新たなシステムへ移行する必要が出てきます。その何万行にもわたるコードの解析を行う作業にも携われることになります。現状では中国などの専門業者に依頼するケースもありますが、個人で独立して請け負うエンジニアもいます。やはり品質面において安心できることと、新たなシステムへ移行する作業を行いやすいこともあって需要を増やしています。
このように独立するシステムエンジニアも増えています。顧客は銀行から証券会社、保険会社と多くあり、しかも会社の合併などがあればシステムの統合も必要です。需要は十二分にあるので、活躍の場はいくらでもあると言えます。
また専門性が非常に高いことから報酬も相当額になる傾向があります。